地方ローカル局での、検索誘導CMは誰の責任だろうか

近年テレビCMにて、特定の語句やキーワードを検索するよう誘導するCMが多く放映されている
今より2年半前、高木浩光氏が三井住友銀行、「雨やどり」「お風呂あがり」で検索のテレビ広告で便乗フィッシングの危機(被害防止用エントリ)(高木浩光@自宅の日記)というブログエントリにて警告したのと、全く同じような事例を目にして、呆然とした。


CM中にて「何とか」を検索するよう誘導する内容が放映され、実際にGoogleなど大手検索エンジンにて検索したら、広告主(またはCM製作者)と無関係なWebサイトが上位にズラズラと並び。
これは誰がどー責任を取るのかとか、誰がどんな意図で製作したCMなのかと、呆然とする場合がある。


特定キーワードまたはフレーズにて、広告主のWebサイトが検索結果順位の上位(願わくば1位)を占めるとの前提じゃなければ、全く無関係なWebサイトへ視聴者が誘導されるだけの結果となってしまうし。
企業の名称ならともかく、新規に提供したサービスや製品に関連するキーワードならば、事前にチェックが行われて当然なのだし。
それがわずか数百件程度であるならば、広告主はあっけなく時間の経過とともに誘導したキーワードで1位(または上位)になれるのだろう。
だけどもさぁ、普遍性の高い語句であれば、いきなり数万のライバルと競争しなければならなくなる。


今、Googleで「パソコン」を検索すると約 178,000,000 件である。
もしもだが、広告主が「どーしてもパソコンという語句を!」と主張するならば、パソコンazmw(適当)のように全く異なる新規性の高い単語を作成して、視聴者に検索するよう誘導するべきなんだろうね。


CM製作者や広告主が、検索結果の順位について思慮を持ち合わせていないようなケースであれば、ですが。
。。。。。。。。これってCM放映直後に、特定キーワードを含むWebサイトの検索順位を新規に作成して、まるでSEOコンテストの要領で全く別のコンテンツに誘導できちゃうよなぁと、ぼーっと考え。
同じような事を考えているアフィリエイターなんて沢山いるんだろうなと。


ところで。
このようなCMって、マーケティング的には何って言うんでしょうか。
誰か教えて下さい。