Web上のブログでの、校閲サービスや編集支援サービスの可能性

ある秀逸なブログエントリを掲載したとしてもだ。文章の構成がメチャクチャだと説得力を完全に欠いてしまったり、または全く違う内容と受け取られたりする事例もあるだろう。
また「ソースが明示されていない」とか、「オーバーディスカッションで推察に過ぎない」など、説得力を損なう構成になっていたとしても、記載する張本人にとっては投稿時には十分には判別できないものだ。
掲載後に誰かのコメントより指摘されるまでは、書いた張本人には問題点や至らない部分はわかりづらいものだ。


投げやりな書き様のブログエントリに対する反応は、自分のブログでもまた他所様でも、反応にはかなりシビアなものがある。
場合によっては論旨の一貫しない部分や不適切な言い様を非難され、人格攻撃までされちゃったりする。
大多数の場合、不首尾な例の大多数は専門的知見や背景を備えていない第三者により容易に指摘できるような「うっかり」とか「ついつい筆が滑って」的な要素が強いような気がする。


そこでですね。
ブログエントリ掲載前に、投稿する内容を事前に校閲するようなサービスが存在したらばどうだろうかと。
大雑把に分けると、以下の2点の要素が求められそうな。
1)記事の内容についての正誤や検証作業を含めた、高度に専門的に分化した校閲作業。
2)文章全般における趣旨の一貫性、修辞法やレトリック、言い回しや書き様などのチェック。


前者はブログ記事を発表する前に第三者の視点よりの見解なりアドバイスをもらえれば、相応にコンテンツの質は向上するでしょう。ただし対応できるような方は極めて少ないような気はしますが。
後者、これは割と簡単なような気がします。「そういう書き様はダメだよ、扇情的過ぎるって」とか、ある言い回しはこのような熟語が使えるよとか。


もしもこれが、学術論文だったとする。共同研究者や知人より内容そのものをチェックしてもらい。英文校閲サービス(テキストチェックとかその他)で英語の言い回しをチェック。投稿後にはレフリーなりエディターより論文の中身を精密にチェックされ、そしてどっかの雑誌に掲載されるだろう。
一般的な週刊誌とか月刊誌ならば、編集部とのやりとりになるのかな。
ブログ記事ならば、どうなのかと。一人の(場合によっては数名なれど)運営者により完結してしまい、第三者によるチェックなどは受けない場合が多いだろう。


ちなみに、Sempliceの記事における3割のブログエントリーは、外部の第三者(友人ら)によるチェックを受けた上で投稿しており。
お返しとして、「何とかの検証作業を手伝う」とか、その他諸々の作業を手伝っていたりします。
「買物の荷物持ち」とかそんなのもありましたが。


校閲サービスでは、有償でも無償でもどっちでもいいんだけど。
または友人間でのやりとりによるものでもいいんだけど。
これによりかなりのレベルアップが図れるような気がしませんか?


内容そのものへの検証作業を行うようなディープなものは、対応できるような人は少ないとは思われますが。
もしもレトリックや言い回し程度の校閲をざっと行ってもらえるようなサービスがあったらばと、大変興味を抱いております。