ソーシャルメディア汚染と野良アクセスポイント
数年前、官公庁にて設置されている無線LANがWEPやMACアドレスフィルタリングも利用されておらず、外部の第三者が誰でも利用できるとの指摘があった。
Network Stumblerなどを利用して、車にノートパソコンを積んでウォードライビングの結果をレポートした方も居たような。
今では無線LANに対する多くの運用面での知見も雑誌で入手できるし。
所謂、野良アクセスポイント状態の無線LANなんて、官公庁やまともな企業ではそうそう無いのではなかろうか、多分。
ソーシャルメディア汚染 - 他人に罪を被せ企業イメージを損なわせる手法
5年ほど前、知人が大変無邪気に - そして恐ろしい - ネタを持ち込んできまして。
官公庁の野良アクセスポイントを利用して、各省庁の省益に反するような内容を公開しているサイトへメールを送ったりコメントを書けば、どうなっちゃうのだと。
イメージとしては、社会保険庁のIPアドレスにて、年金問題を扱うサイトに突撃するような感じ。
今日、ふっとこんな記事を見つけ、色々と考え込んでしまった。
手口というのは、競争相手のドメインを騙って、スパムっぽいコメント、投稿、リンクを積極的に投じ、ブロガーやソーシャルメディアの投稿者、あるいはフォーラムの運営者とかジャーナリストなどが、そのブランドに対して否定的な見方をするように仕向けるというもの。
(中略)
ブログ、フォーラム、ソーシャルメディアサイトの運営者に対して、あるドメインが自分のサイトにスパム攻撃を仕掛けているように見えても、実際にそのドメインの仕業だとは限らないことを理解してもらいたいからだ。
もしも、競争相手のライバル企業が管理の甘い無線LANアクセスポイントを設置していたらばですが。
example.comなる企業の名誉や評判を損ねる目的で、第三者がexample.com従業員が社内より書き込んでいるように装って、破壊工作を行ったりする手口もあり得るような。