WinFixerのその後

WinFixer2005による脅迫は自作自演(2006年1月21日)(Semplice)にて紹介したWinFixerは検出される脅威が自作自演との点で、大変興味深いソフトウェアであった。


wikipedia英語版のWinFixerを眺めて以前気付いたのだが、2006年9月26日にSanta Clara上級裁判所に民事訴訟が持ち込まれているらしい。
Fix Winfixer!によれば、訴えられているMarc Cohen氏はVipFares.comなるサイトを所有しており、fraudware(詐欺ソフトの意味)により収益を得ているとの事なのだが。
詳細情報が無いしFix WinFixer!がなかなか更新されないので、どのような経緯なのかが全くわからない。


ところでWinFixerやPAL Spyware RemoverなどはWikipedia英語版ではCategory:Rogue softwareにカテゴライズされているのだが、日本語版ではスパイウェアの項目に混ぜ込まれているのだよね。
どうしたものかと。
Bogus ware(インチキソフト)・Rogue Ware(悪党ソフト)、インストールの手口からはランサムウェアRansomware)に区分されるんだけど、日本語コンテンツ中にて扱うには、適切な日本語訳が無い用語であるため悩んでいるのだ。