いや、自分って産業スパイとか怖い人じゃないんですから

先日某所にて、個人的付き合いの延長で頼まれまして。
「安全なネット生活」とか「個人レベルでのセキュリティ対策」とかを、簡単にダラダラと説明したんですよ。
パワポとか使うような本格的なものではなく、一般の人相手に少人数で、茶を飲み飲み気軽に。


参加者の若い女性が一人、やたらと険悪な顔で眉間にシワを寄せてたのが気にかかりまして。
自分は「おや、内容がわかりづらかったのかなぁ」と思い込んで。より懇切丁寧に説明したんですね。


散会後、気難しい顔のその方に話しかけたんですよ、「うまく説明できてませんでしたか?」とか。
相手は開口一番でですね、こう切り出されたのだよ。
「あなたはどこかのスパイですか?」
。。。。。。。。。。。すいません。どういう事でしょうか。


昨年にも同じような反応に遭遇し、自分は大変な戸惑いを感じました。
ネット上での突撃取材について(2006年5月4日)(Semplice)
わかるよ、凄く。
もしも自分がそのような立場であるならば、いきなり見ず知らずの人より「そのスパイウェアにどこで感染しましたか」とか連絡されたらば、警戒すると思うよ。


自身の知名度とかメールの文面とかブログへのコメント、そんなものじゃなくって。
ウイルスなりスパイウェア、ネット犯罪とか詐欺。話題がそもそも微妙なのだろう。
ある意味で「暗い話題」に挑むような人物って、そりゃ第三者にとっては理解しづらく怖いものだよね。

コミュニティ参加への障壁と印象

多分似たようなテーマのブログを運営している方ならば、似たような経験を得た事があるのではなかろうか。
感覚や雰囲気を掴めていない通りすがり的訪問者や、もしくは実際に顔を合わせて話す方は、「うぁ、怖い話を」で終わってしまうような。
「セキュリティ対策」とか「スパイウェア対策」とか題目を掲げても、誤解されるのは常だ。


例外としては、質問掲示板などを設置しているサイトだ。
コンテンツよりも多くの質問をこなしている態度が、信頼感を得るのだろう。


次なる例外として、「ノホホン感」が漂うサイト。類似の雰囲気として「マッタリ」とか「ホンワカ感」かな。
読んでいて居心地の良さを感じるし、「怖い!」なんて思わないし。
新しい記事が掲載されたらまた読みたいなと、そんな気がしてくるのだ。
(自分には無理な気がする、永久に)