匿名でのブログ運営とか投稿とか

小倉秀夫弁護士が匿名論に一石、というか巨石を投じている。
言わんとする話は彼がこれまで遭遇した難儀な体験を知っている身としては同情するし、シンパシーのようなものを感じてはいますよ。
ケロリンだの何とかの時だって、剛直で攻撃的な論調ではなく「誰か助けてー!」であったならば、幾人かは裏から幾つかの有用な情報を提供して助けたろうに、多分。
小倉秀夫弁護士による、ネット上での匿名・実名論(LucaBlog)


何故にストレート過ぎるのか、あなたはと。

米国は比較的実名文化だといわれていますが、やはり、虚偽の情報を流したり、根も葉もない噂を広めたり、他のブロガーを黙らせようとしたり、という邪な目的でコメントを投稿する人たちは、世の東西を問わず、匿名でコメントを投稿するのだなあといったところでしょうか。


いきなりそこで、匿名イコールどうこう論につなげられてしまってもな。
小倉氏が言わんとするのは単純な「匿名性が高い手段での投稿に対しての反論」ではなく、「他者を攻撃したい時に匿名性が高い手段を用いる卑怯さ」についてなのかしらと。
ならば匿名論の総括とせず、ある事例における「困った方々の類型」に話を留めれば良いのにと。

匿名で書かねばならない理由もあるものだ

Lucaさんはこれまで多くのスパイウェアだの詐欺ソフトウェアだのを晒し、多くのエンドユーザーの助けになったと思う、多分。
自分が晒した反社会的な企業より探られたりしているのに気付くのは、毎度の事でありますが。どうしたらばいいと思うね皆さん。


以前は本名で幾つかの当たり障りのない内容を投稿してたりしたものの、勤務先や第三者に迷惑をかけうる難儀な話があったりして。
結果として匿名性が高い手段、ハンドルでの投稿を強いられている。
同様の活動をしている人には、詐欺業者より反撃を喰らってうろたえている者とか、モロに脅迫された者も居るのだよ。


守るべきものがあるならば。
正直な気持ちで活動していて、嘘や偽りや虚栄心や悪意がないならば。
匿名で活動したっていいはずだ。
(昨日掲載した彼女話は、万が一本人が見たらばまた泣かれそうなので削除しました)