悪質アダルトサイトの被害者による、声なき声

最近大変説明しづらい感覚を抱いており、どう説明したらば良いのか大変悩んでおります。
散文的になりますが、思いつく話をバラバラと。

アダルトサイトに騙されたらば

「年齢確認ツール」とか「無料画像閲覧ビューア」との名目のソフトウェアを導入した被害者は、ワンクリウェアにより頻繁に表示されるポップアップ表示により料金を請求されたりするだろう。
悪質なソフトウェアを介在しない例であっても、「無料画像はこちら」とのリンク先をクリックしたらば、「契約ありがとうございます。つきましてはどこどこの銀行口座に料金を支払え」との画面にリダイレクトされるとか。
誰が助けてくれるのか・どこに相談すべきなのかとか問われても、自分には答えようがありません。

警察への通報は、、、、微妙

ワンクリサイトまたはワンクリウェアの被害者が警察に相談したとしても、門前払いになるケースが多々あるようだ。
まぁネット上での相談掲示板にて幾つかの「警察に相談しても対処してもらえなかった」との書き込みを十数件眺めた経験があるだけで、伝聞となってしまうんですが。

実際に通報したとしても

以前自分はかつて1度、本当にエロサイトの騙し目的の罠に引っかかり。警察に通報した経験があります。
(ワンクリサイトではありませんが)
実際に詐欺罪を構成する要素は十分に満たしており、一被害者としてサイバーポリスに連絡はしたんですが。


。。。。。。結局。警察より場違いな説教をもらっただけで、取り上げてもらえませんでした。
この問題について色々と書きたいものの、支援していただきましたリアル知人に多大な迷惑がかかる恐れがあるため、記載できません。すいません。

ワンクリサイトへの対応は、極めて少ない

ワンクリック詐欺、ワンクリウェアなるもの(2005年12月31日, Semplice)にて紹介した事例と、昨年にどこかの弁護士の方がワンクリサイトを踏んで騒いだ事例以外に、悪質業者を表に引きずり出した事例があったかしらと。
誰が助けてくれるのかと。

「なら訴えてしまえ」と持ち出す方への反論

難しい話を随分と簡単に持ち出されますね。


一般人はそもそも、長い裁判の場に持ち込みづらいでしょうに。好奇の目に晒され、誤解されたり色眼鏡で見られるでしょう。
費用なり時間は?
誰が支援してくれるのか?
正義感に溢れていたとしても、周囲やニュースサイトの面白半分記事に掲載されるのに耐えつつ表に出られるのか?
偏見に満ちた目に、耐えられるのか?


男の子がエロいアダルトサイトを閲覧するのは、おかしな事じゃない(2006年11月7日, Lucablog)にも掲載し、またはてなでのアンケート(スパイウェアとエロサイトの関係 (2007年1月1日, 人力検索はてな)では多くの方の見解に接したんですが。
現実に被害者が堂々と「エロサイトに騙された!」と主張し司直な場に持ち込みこれが受け入られるだけの土壌みたいなものは、成熟していないのではないでしょうか。
被害者泣き寝入り的な事例ばかりではないですかと。


昨年末にセキュリティもみじの飲み会でのカウンターにて語り、涙を流してしまいました。
(その節には、諸氏にご心配をおかけして申し訳ありませんでした)