対策サイトとやらが推奨する「安全優良なサービスの宣伝」は、誘導的

何とか対策と謳いつつ被害者救済を訴えながら、他方ではアフィリエイトタグつきリンクで他の業者の利用を促し推奨するサイトがある。
大変な違和感を感じるんですが、皆さんどう思いますか。


Googleにて幾つかのキーワードと「対策」というキーワードで検索すると、面白い結果が得られるだろう。
一例として「出会い系 対策」
出会い系 対策 の検索結果(Google)
幾つかのサイトはかなり過激に「悪質出会い系」なるサイトを叩いているが、ちゃっかりと他の出会い系サイトを推奨している。
詳細な情報がいずれも掲載されておらず、推奨される出会い系サイトがどのようなサイトなのかが全くわからない。


サクラ 対策 の検索結果(Google)も似たようなものだ。
「サクラ対策講座」とか謳いつつ、他の「優良サイト」とやらを紹介しているサイトが幾つかある。
これまた詳細な情報を掲載していないものばかりだ。


その他にも、所謂悪質なアダルトサイトを晒し上げ非難しておきながら、「管理人のお勧め」と称して別のアダルトサイトを利用するよう誘導するサイトがある。
おかしなものですね。


話はエロばかりではない。
消費者金融関連の問題を扱う某著名サイトは、他のサラ金を手放しベタ褒めで積極的に推奨している。
一応店舗で販売されてはいるがやや検出力が悪いマルウェア対策ソフトウェアを滅茶苦茶叩いている某サイトは、ちゃっかりと著名なソフトウェアを宣伝し、お小遣い稼ぎをしている。


真面目な人が自分の体験に基づいて「これならば消費者のためになるだろう!」と自信満々で紹介しているのやもしれないんだけど、どうも不審さがぬぐえない。
納得がいかない。
あまりにも誘導的であるし、大変な違和感を感じている。
「何ちゃら対策」として多くのサービスを非難する方が推奨するならば信頼できるサービスであるのだろうと、閲覧者は思い込んでしまうやもしれないし。


ひょっとしたらばですが。
わざと対策サイトの体をとって信頼できるサイトであるようアピールしつつ、妙なサイトやサービスや商品を薦めるドアページ的な役割として運営されているだろうか。

おまけとして

エロ系対策サイトの幾つかが掲載している文章を、以下の手順でGoogleにてフレーズサーチすると、色々と面白い結果が出てくる。

  • 知名度が低い(検索結果表示数が少ない)単語を狙って検索する。メーカー独自の用語が望ましい。
  • Googleで個別の単語のみではなく、幾つかの複数の単語を含むフレーズを丸ごと検索する。つまりは上記で記載したサイトの文書に含まれる文章、「XXXはXXXXでXXなXXXXXである」などで検索してもらいたい。