クラシックMacOSの思い出とファイル共有

Apple社はMacOS Xのリリース直後、OS8やOS9を「クラシック」と呼称し、わざわざ棺桶に納棺するイベントまで行った。
MacOS Xの普及によりOS9.2などを利用している方の数はかなり減っているだろう。


さて、IPAは2007年5月2日 コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[4月分]について(独立行政法人 情報処理推進機構)にて、「 サポートが終了したOSを搭載したPCの危険性を認識しよう!! 」と呼びかけているんだけど、MacOSはどうなんだろうか。
QuickTimeなどの古いバージョンが危険なのはわかるが、クラシックと呼称されるようなMacOS9はどうだろうか。
凄く気になるんですが、MacOS9そのものに危険な脆弱性などがあったのか否かがわからず、大変気にかかります。


前置きが長くなりましたが、クラシックMacについて大変感慨深い話があります。
数年前、知人より「AppleTalkって他のサブネットより利用できないんじゃ?」とか聞かれたので、「AppleTalkはルーティングできないプロトコルルーターを越えられないが、AppleTalk on TCP/IPならば」などと答えたような記憶があります、あまり覚えていないけど。


しばらくして、また聞かれたんですが。
「何とか大学のLANに接続したらば、何学部のLANに接続している何百台ものMacOSがファイル共有されていて、中身を覗けるんだけど。これって仕様?」
いや、仕様じゃないと。
MacOSAppleTalkにて簡単にファイル共有やプリンタ共有ができるんですが、何故かいきなりハードディスク丸々共有してパスワードもつけていない方が多々見受けられたものだ。
それはいいとして。君は一体、何をやっているのだと。


最近になってから気付いた、あくまでも可能性の話なんですが。
クラシックMacOSは、アプリケーションのインストール後に作成されたフォルダをボコッと引っこ抜いて他のマシンにペコッとコピーすると、インストール済みアプリケーションを他のマシンで使えるんだよね。
ひょっとしたらばですが、他人の共有フォルダよりアプリケーションを勝手にネットワーク経由で盗み出してコピーする、ソフトウェア盗難みたいな事件はあったんだろうかと。