GoogleとDellの「スパイウェア」に対する短い感慨

デビッド・ウルヴィッチ氏なる方の面白い記事を読み、示唆に富んだ事例なのでいずれどこかで参考にさせてもらいたいと計画しております。
オープンDNSのCEO、GoogleとDellを“スパイウェア”提供者と非難――ブラウザ・リダイレクタがユーザーのWebエクスペリエンスを阻害? (Open Tech Press) via セキュリティホール memo

ウルヴィッチ氏が特に問題にしているのは、ユーザーがURLを打ち間違えたり、存在しないアドレスを入力したりした際に、Dellブランドのページに強制的に遷移させてGoogleの広告を表示させるブラウザ・リダイレクタである。


本筋では無い話を感想として持ち込んでしまい、すいませんが。

 「DellGoogleは、通常のブラウザが処理するあらゆる種類のクエリに介入するプログラムをPCにインストールしている。このプログラムははっきりした名前を持たず、アンインストールすることもきわめて困難だ。一般的にこうしたツールのことをスパイウェアと呼ぶ」(ウルヴィッチ氏)
 ウルヴィッチ氏はComputerworld 米国版のインタビュー取材に応じ、「ユーザーは少なくともデフォルトではこの環境を使わざるを得ず、ちょっとした入力ミスで不快な思いをさせられることになる。このプログラムは明らかにアドウェアであり、限りなくスパイウェアに近い」と語った。


氏のレポートはアドウェアではなく、サーチハイジャッカーやもう少し広義の意味のブラウザハイジャッカーだよね。
また「一般的にこうしたツールのことをスパイウェアと呼ぶ」とするならば、氏のスパイウェアの用法は広義の意味合いなのかしらと思いきや、アドウェアと(ある意味での)悪性アドウェアを持ち出されるんだから、おや?流れが微妙に変だぞと。
もしくはアドウェアの用法に目を付けて解釈すべきなんでしょうか。


どっちにしても「スパイウェアとの語感の悪さ」を、自身の主張中にてうまく盛り込んでたりしませんかね、やや誘導的に。
便利な用語ですね、スパイウェアは。