キンタマウイルスによる暴露ネタは、まとめサイトよりの転載?

郄木浩光氏のキンタマウイルス頒布にマスコミ関係者が関与している可能性(高木浩光@自宅の日記)を朝夕目を通し、少し悩んだ。
メモ代わりに雑文を記載残しておく。
Winnyをやった経験が無い自分が見解を書く資格は無いような気がしますが、すいません。

被害者の悪徳感を突いて、口封じでしょうか

国内のウイルス被害に対する世論を見ていると、被害者に落ち度があると被害者に同情しないという傾向が、日本社会にはあるように感じられる(他の要因があってもそっちが軽視されてしまう傾向)。「喧嘩両成敗」あるいは「どっちもどっち」的な判断保留態度の文化が、個々の状況に関係なく単に思考停止の道具として使われているためかもしれない。キンタマ系ウイルスは、そうした日本の文化に根ざすよう作られていると思えた。


ある部分では、氏の主張は事実だと思う。
2001年2月頃(?)に出現したWhiter・全消し系マルウェア(当時の通り名を自分は覚えていない)は、WinnyではなくWinMXを背景として広まったものだった。単にハードディスクをまっさらにするのではなく、既存ファイルを裁断して上書きしてFinalDataなどのデータ復旧ソフトウェアによる修復を妨害するタイプもあった。
全消し系の被害者が復旧のためにFinaldata(著名なデータ復旧ソフト)をファイル交換サービスで探したものの、それも罠入りだったとの笑えない話があったようだ。


アンチウイルスソフトメーカーの対応は、かなり遅れたらしい。ファイル交換サービス愛好者の間では、「誰も検体をアンチウイルスソフトメーカーに提出しなかったのか・またはメーカーが無視したのか」的な議論があったらしいんだけど、メモを残していないので今となってはわからない。
(もちろん、いきなりの破壊的活動に遭遇した被害者は検体を提出する機会を失ってしまうとの視点もありますよ。)


言い換えちゃうと、「著作権を侵害するようなファイル交換サービスで変なファイルを拾いました、感染しました!」と報告するのは、当時としては心理的抵抗感があったのではと。
現在ではWinnyでのキンタマウイルスの事例では、有志が積極的に検体をメーカーに提出するような活動を行っており、被害の低減に一役かっているとか。

マスコミ関係者関与説

武田徹なるジャーナリストの記事をもって、マスコミが積極的に関与しているとの仮定は、少し早急なのでは。
引用記事を読んだが、原文は想像の積み重ねに過ぎない印象だし(2ページ目は登録が必要だった)。
こんなのを文中に含めると、郄木氏の主張がぼやけてしまうだろうに。

同日追記

武田徹氏の記事について、児童小銃さんが下記のように記載しておりました。

無差別に人を傷つける仕組みが、その無差別さ故に時には悪を討つとしても、そんなものを賞賛する馬鹿はいない。

  • Antinny 等の暴露ウィルスの性質を知らない
  • 個人のプライバシーの価値を認めていない
  • 文章が下手で適切な比喩を使えない
  • 本物の馬鹿
  • マジでジャーナリズムってそういうもの

どれ?

単純な可能性として

凄く真面目な話を掲載している人に対して、つまらない話を対論として記載してしまい、すいません。


キンタマウイルスを収集・公開している連中」は一般人で。
マスコミは実は、2chまとめサイトの情報を転載しているだけとの可能性は、どうでしょうか。