不審ソフト、Advanced Registry Optimizer 5を保留扱いとする

2007年7月2日、DOWMLOAD.COMよりAd-awareを入手後に、不審なバナー広告を含む画面にリダイレクトされた。
URL(URI)はttp://www.download.com/3001-8022_4-10701900.html?idl=n である。
DOWMLOAD.COMのような著名サイトにてこのような不審ソフトウェアが宣伝されているとは想像だにしておらず、大変な驚きを感じた。


この不審なバナー広告は、Advanced Registry Optimizer 5 なる製品の導入を促す。
バナー広告のリンク先は「ttp://adlog.com.com/adlog/c/r=10818&s=740660&o=20:2001:2023:8022:&h=cn&p=2&b=6&l=en_US&site=4&pt=3001&nd=8022&pid=&cid=10701900&pp=100&e=3&rqid=00c18-ad-e14668569910F64A1B&t=2007.07.02.10.48.03/ttp://adserver.softwareonline.com/PrimaryLanding/Sammsoft/ARO/v5/download.aspx?Referrer=uc-A25secLBnonPartner-aro&cm_mmc=Download.com-_-USA-_-Banner-_-ARO%20Burst%3A%20Leaderboard%3A%20A25%3A%20secLBnonPartner%3A%20aro」であった。
クリック後のリダイレクト先は「ttp://adserver.softwareonline.com/PrimaryLanding/Sammsoft/ARO/v5/download.aspx?Referrer=uc-A25secLBnonPartner-aro&cm_mmc=Download.com-_-USA-_-Banner-_-ARO%20Burst%3A%20Leaderboard%3A%20A25%3A%20secLBnonPartner%3A%20aro」である。


softwareonline.comはネット上ではそれほど評判は良くないようだ。
McAFEE SiteAdvisorのWeb安全性評価では、幾人かのReporterが手厳しい評価を下している(http://www.siteadvisor.com/sites/softwareonline.com)。


毎回おなじみの話として慣れつつある現況は、怖いものがありますが。
Google検索すれば上位表示サイトにて、幾つかの日本語サイトがデタラメな日本語でこのソフトウェアを宣伝しているのに気付くだろう。

判断基準を説得力のある形に仕上げられなかった、ので

自分が見た限りでは、Advanced Registry Optimizer 5はパソコンの高速化を売りにしているソフトウェアであるものの、それほど高速化に寄与するとは思えない。
ディスクの断片化を調べたりもしない。
パソコン高速化ツールやユーティリティソフトの、まともさ加減の基準(LucaBlog)


Windows XP インストール直後の段階でも、60を超えるerrorを見せつけ。
製品の購入を迫るのは、どう判断したらば良いのだろうか。
下らない機能、一例としてCookieを削除するだけのソフトウェアが、20数ドルで販売されるご時勢。悩ましいです。


Advanced Registry Optimizer 5を「瑣末な問題を取り上げ、どうでもいい機能を元に宣伝するソフトウェア」とは決め付けづらく。
何故ならば、高速化ユーティリティソフトがわずかながらでも高速化に繋がるならば、判断に迷うからだ。


今回は保留扱いとし、発展的な議論に至らないままで終了と致します。

更新履歴(2007年7月8日)

二重リンクのURLにてクリッカブルな状態を、httpのh抜きにて修正いたしました。