デジカメ画像の上手な保存と整理の方法

デジタルカメラで撮影した画像をパソコンに取り込んだものの整理もせず、どれがどれかわからずに困る体験は無いだろうか。
画像整理ソフトでも使うよう勧めるところですが、知人よりWindowsOSのみでうまく整理する方法をと要望されたので、ざっとメモ程度の事を。

何故にファイルの名前を変更しないのか

「画像が消えた消えた!」と相談されたので、わざわざ相手の自宅まで行って調べて脱力した事がある。同じ名前の画像があるフォルダに新たな画像を入れたために、上書きしてしまったんですね。
Canon ixiでは、撮影した画像ファイルの名前は IMG_0123.JPG のようになる。
番号をリセットしたり、他のカメラと併用すれば、または誰かから画像ファイルをもらってくれば、そのうち同じ名前の画像ファイルができるのは予見できるだろうに。


画像ファイルはパソコンに取り込んだ後に、名称を変更するのが望ましい。
また複数台のカメラを所有していたり、撮影者が誰かわかりやすくしたいならば、識別できる文字列をファイルの名称に加えるとわかりやすい。

2007年8月21日、友三おじいさんが二代目のデジカメixi 400sで撮影した12枚目の画像であるならば
例)
20070821-12-tomo400.jpg
tomo2-20070821-12.jpg

たったこれだけで、間違って孫のファイルを上書きして「じいちゃんはよぉ。。。。」と孫に嘆かれるリスクを避けられますよ。


同じ日に何百枚も撮影するならば、vector@nifty downloadにてリネームソフトを導入して、一括で変更すれば良いんだけど。
それほどの数じゃなければ手作業でも十分できるだろう。

撮影した日時を、後になってから確認する方法

画像ファイルの上でマウスを右クリックし、プロパティを表示する。
「全般」タブに表示される作成日時と更新日時は、ファイルをコピーして他のフォルダへ移したり、また画像編集ソフトで操作すると変わってしまい、本当の撮影日時では無い場合もある。


「概要」タブを開き、「詳細設定」を押すと、「写真の撮影日」という項目があるだろう。
この日時を参考とすれば良い。

ここで注意が必要なんだけど、デジカメに設定している日時が間違っていたならば、間違った日時が記録されるという点だ。
2007年なのに2005年と設定していたらば、ファイルに記録される撮影日も2005年となる。

テーマごとに違うフォルダにする

旅行先で撮影した画像などは、それぞれ違うフォルダにまとめると後で探しやすい。


町内の老人会で蕎麦を食べに行ったらば、画像は「20070821 老人会蕎麦ツアー」のようなフォルダにまとめて保存するのが良い。
子供の運動会ならば、「20070821 はてな小学校運動会」などだ。


もちろん、テーマ毎にまとめても良い。
孫の画像ならば「何々ちゃん成長記録画像」でいいし。
魚釣りの成果を記録するならば「2007年魚釣り画像」でもいい。

撮影した画像が「何を対象としたのか」を記録する

リバーサルフィルムを現像に出してマウント仕上げにすると、マウントに撮影した年月日や撮影場所などをマジックで書けるだろう。
アルバムに貼り付けるならば、プリントのそばに「何々ちゃん3歳のお誕生日おめでとう!」と書いた紙片を挟んでおけば、後で閲覧した際にわかるものだ。


だが、デジカメで撮影した画像はマジックで書けないよね。
(デジタルプリントで保存したプリントならば、話は別ですが)

画像ファイルのプロパティより、情報を登録

画像の上でマウスを右クリックしてプロパティを表示する。
タイトル、作成者、コメントに欄、必要な情報を記入しておこうか。

登録した情報を確認

画像を保存したフォルダを開き、「表示」より縮小版を選択していれば、Windows XPならばこのようになる。


では、「表示」より「詳細」を選択してみよう。
ついでに「名前 - サイズ - 種類」などの項目の上でマウスを右クリックし、作成者・タイトル・コメントにチェックを入れよう。

表示される順番は、マウスでポイントしつつ左右にずらせば変更できるだろう。

画像のプロパティに登録した情報で検索する

スタートメニューの検索より、保存したフォルダを「探す場所」に指定。
「ファイル名のすべてまたは一部」にて「*.JPG」と入力(もちろんtif画像ならばtif)
「ファイルに含まれる単語または句」に、先ほど登録したキーワードを入力して検索したらば、あら不思議。


西郷さんの画像が検索結果に表示されました。

これで、あの画像はどこだぁー!!!と必死に探さずに済むようになるだろう。

撮影時のワンポイントテクニック

どの画像が何を撮影したのか、整理の段階でわからなくなる体験は、幾度も重ねました。
リバーサルフィルムでの銀塩では現像代がもったいないので、逐一「何時何分、何を撮影」とメモを記載したものです。


デジカメでは現像やプリント代金が余計に膨らむのを気にしなくても良いので、とっておきの簡単なテクニックを。
どっかでメモ帳を購入し、撮影前に「何々遊園地・何とかパレード」とメモ紙に記載しておき、それを撮影すれば良いのです。
そしてバシャバシャと撮影すれば、画像の番号順に追っていけば何を撮影したのか後日になってわからなくなる事も無いでしょう。