トラックバックスパムと、ブログサービス運営者の責任範囲

あまりにも下らない話なのだが。
トラックバックスパムってのは、反社会的な内容や、少なくともトラックバックを送りつけられるブログ運営者にとっては甘受しがたいようなテーマばかりですよね。
エロとかグロとか、出会い系とか、どっかのアイドルの流出画像がどうこうとか。
ブログ - これが厳密な意味でのブログがわからないが - ワンクリサイトや詐欺サイトや出会い系サイトに誘導する目的の、単なる嘘日記も溢れている。


凄く当たり前かつ当然の話なんですがね。
いきなりエロい要約文のトラックバックスパムを自分のブログに続々と並べられたらば、皆さんどうするね?
普通、真っ先に消してしまいたいものではないか。
エロいトラックバックスパムが放置されるならば、そのブログは管理が甘いって判断されて、より悪質な攻撃(?)に遭遇するやもしれない。

さてさて。
FC2からの返信にも、送信内容引用なし(てくてく糸巻き)によれば、FC2ブログは自社サービス加入者のトラックバック送信履歴を保存していないらしい。
LucaさんもlivedoorBlogとかその他諸々より、そんな感じの返答を以前もらったものだ。

FC2ユーザサポート本田と申します。
いつもFC2をご利用頂きありがとうございます。

お問い合わせいただきました件ですが、被害にあったお客様の
ブログ記事を拝見いたしましたところ、弊社ブログからの
トラックバックを確認することができませんでした。
今後、弊社ブログからスパムコメントが送信された場合、
削除をされずに、こちらまでご一報いただきます様
お願いいたします。
トラックバック記事を確認後、こちらで凍結などの
処置をとらせていただきます。


って事は、アレですか?
悪質なトラックバックスパム送信者による被害を通報したらば、ブログサービス運営者が確認するまで、削除せずに掲載し続けなければならないとでも?


んー、じゃぁさ。
掲載されてしまった危険・またはリスキーなトラックバックスパムを、相手が加入している業者のサポート担当者が実際に見るまで、放置しなければとでも?


被害者のクレームの流れみたいなものを、少し考えてみたい。
もしも自社サービス利用者から悪質なトラックバックスパムを受信したとして、被害者が通報したとして。単純にサービス提供者は、他社サービス利用者よりの被害報告を無視した方があらゆる意味でお得なのかね。
人件費とかその他リソースの面で、自社サービスそのものに危害が生じないならば、他社サービス利用者の被害は無視した方が楽なのやもしれない。
言いすぎの感もある、ゴメン。