訪問看護と駐車禁止取締りの記事への疑問

訪問看護、駐禁に泣く 容体急変でも規制除外されず(asahi.com)を読んで、違和感を感じた。
元記事は
1)日常的な業務の上での負担
2)緊急時の問題
これらを意図的に混ぜ込んで、結果としてややヒステリックな論調となっている。
持ち出した事例またはその組み合わせが、あまりにも悪いと言うか。


a)(日常的な)訪問看護の場合に特例的な処置を
自分としては何とも言えないし、今後の議論をじっくり観察したい。
個人的には、特例的な処置として駐禁の網から外してもらいたいなぁと。


ただ、以下の一文は激しく引っかかった。
これは看護師個人や行政側の問題ではなく、事業主側のスタンスが問われるべき部分では。

看護師がコインパーキングの費用を自分で払ったり、事業所が電動自転車の導入を検討したりしているケースもあり、負担も問題になっている。


b)緊急時なんだから、許されるべき
いや、そこが変。
訪問看護婦が「容体急変」「意識がない」みたいな場合に、どこまでの処置ができるんだろうか(能力面の問題ではなく、法令、つまり医師の資格が無い者がどこまでとの意味で)。
救急車を呼んで病院に搬送させるべきなのではと。


全く違う次元の問題 - 日常的な業務と、緊急時とされる事例 - を無理矢理混ぜ込んだこの記事は、本当に全国訪問看護事業協会の意に沿っているんだろうか。