泥棒が下見に来たみたい - 生活音CDっていいんじゃない?

うちは、あまーり人の出入りも無い場所に居住しておりまして。
いささか寂しい場所です。

降雪で、あたりがうっすらと雪に覆われている風景。
帰宅後にガラス戸を開け。
雪化粧の樹木の枝が、雪の重さでしなだれているのを目にし、風流を感じる意気も無いのにしみじみとし。
狭い庭を眺めつつセブンスターを一服と、、、、、あれ?
人が入り込むとは思えない場所なのに、足跡がある。


ガスの検針でも電気の検針でもないし(場所が違いすぎる)。
それは、不自然な歩き方で。雪があまり無い場所を選びつつ歩き、それぞれの部屋を観察するような感じ。
背筋がゾワゾワと寒くなったのだ。


考えすぎだって?
うーん、ちょい違う。
自分が学生の頃、居住しているアパートの敷地に外国人が何故かうろつく時期があり。
路地のどんづまりだから、通りがかっただけ、なんてはずもない。
案の定、他の部屋が空き巣にやられたとか。
中国人窃盗団の下見とばったりと出くわしたにも関わらず、自分以外の部屋が荒らされたのに、違和感。


当時、何故に自分の部屋に泥棒が入り込まなかったのだろうかと。
日常的に鍵をかけない、たまり場で誰でもWELLCOMな、うちの部屋。
今になって思い返せば、男の一人暮らしだからさ。
玄関を開けたらゴミ袋とかバラしたパーツとかが転がっていて、「こりゃゴメンナサイ」な状態だったからなのやもしれない。


自慢できない特技の一つですが、自分は昔から万引きとかを何故かバンバンと発見し、その辺を散策中に窃盗犯を発見し通報した経験も何故かある。
縁があるのか、これが何かの因縁なのか、わかりませんが。
特技を評価され、学生時代のバイト先から幹部候補生に是非ともとかリクルートされかかった、笑えない経緯がある。


閑話休題


以前、彼女と出かけた先でですね、有線の番組表みたいなのを見たのですよ。
「アリバイ」というのが2つあって。
一つは雨の国道から電話をかけるような雑音、もう一つはパチンコ屋の店内の音。


そこで、思いついたのだ。
防犯目的でですね、生活雑音、つまり子供の声とか足音とか、テレビとか、ゲーム音楽と「あー、1機死んだ!」との絶叫。
こういうのを録音したCDがあればなぁ、と。


泥棒な人が下見した後に犯行に挑むとして、彼らは発見されるのを恐れるので、居住者が居る部屋に侵入するのは躊躇するだろう。
電気メーターのまわり具合とか、部屋の電気がついているかとか、そういうポイントはチェック項目らしい。
ならばですね。


部屋の電気をつけ「生活雑音CD」をかけておけば、かなりの防犯効果が期待できるんじゃないだろうかと。
どこかで販売すれば、即購入するんだけどね。


とりあえずは、外出時に居室の電灯をつけ。CDをかなり高い音量でリピート再生しておいた。
変な足跡はあったものの、侵入が容易な裏手にまわりこむようなものは無かった。