JWordとNETPIA(ネッピア)に興味を持つClaria(旧称Gator)

CLARIAはスパイウェアをばらまいたとして非難されているGator社が2003年に改名したものだ。ネット上では最も評判が悪い企業の一つである。
claria.comをGoogle検索すると、SiteAdvisorを利用していれば危険サイトとして分類されているのに気付くだろう。
(SiteAdvisorによる詳細情報は http://www.siteadvisor.com/sites/claria.com


このCLARIA社がNETPIAとJWord関連の調査をしているようだ、どのような目的なのか知らないが。
CLARIA社はネット上におけるユーザーの購買情報や挙動、サイト閲覧情報などを収集し販売しているようなのだが。
NETPIAとJWordは日本におけるキーワード検索機能 - それも微妙にいかがわしい - として知られているのだから、大体の目的は透けて見える。


NETPIA(ネッピア)(http://www.netpia.co.jp/)は韓国NETPIA社が日本法人を立ち上げたもので、韓国などでのサービスに続き日本語でのアドレスバー検索なるJWord状のものを提供している。
またPC-Cleanなるスパイウェア対策ソフトウェアを提供しているものの、日本語検索ツールバーがバンドルされている。しかし自分が試した当時にはトラブルだらけだしアンインストールは失敗するしで、まともではなかった。


JWordは、誰もが知っているだろう。
cnsminスパイウェア疑惑とか、アンインストールできないとか、パソコンが頻繁に固まるとか、Windows Updateできなくなるとか。
JWordプラグインを導入するとInternet Explorerのアドレス欄より日本語検索機能が得られるが、検索結果はどうでもいいレベルであった。
(詳しくはJWordが勝手に・無断でインストールされる理由と経路の謎(Semplice)JWordとcnsminのスパイウェア・ブラウザハイジャッカー疑惑(Semplice)あたり)


何故にCLARIA社の動向がわかったのかって?Lucaさんは産業スパイでもないし、CLARIA社に密かに内部協力者を得ているのでもない。
理由はあまりにも簡単。corp.claria.comのリモートホストより、リファラ「ネッピア jword 2006」のGoogleでの検索結果(Google)のアクセスがあったのだ。
アクセスログを晒すのは一般にはお行儀の悪い行為とされるのだが、ご甘受願いたい)