常軌を逸した質問者に店頭で遭遇する

ネット上では微妙な・風変わりな質問者に遭遇した事例が幾つか報告され、マナーの問題や個人の倫理観のあり方が議論されている。
自分は所謂初心者とかそのような方には極力親切に接しようと心がけているのだが、あまりにも不可思議な体験をしたのだ。


ついぞ先日、某所にて知人と売り場にて商品の前にてああでもない・こうでもないと議論し、他の売り場を見てくると言い残した知人を待つために売り場にて待っていた間の出来事。


知人がその場を去った直後、50歳位の見知らぬ方が近づき、Lucaさんに商品についての質問をしてきたのだ。
Lucaさんは端的に答えた後、こう付け足したのだよ。
「自分は店員ではないので、店員に聞いて下さい」


。。。。。これが奇妙な体験の発端だ。


質問してきた方は、普通ならば「ありがとね」とか「あぁ、そうですか」と返答するんではないだろうか。
だがその方は、普通ではなかった。
「何々はどうなんだ」と新たに質問してきた。


一応適切な回等は即答できますよ、はい。
だけど自分は、お店の人ではない。
店頭にて店員でも何でもない人物がお客に対してあれこれとコーチしているのを目にしたらばあまりにも不審だろうし、店舗に対して失礼な気もするのだ。
だからそのように繰り返した、「店員に聞いて下さいね」と。


質問者がどうしたって?
全く同じ質問、「何々はどうなんだ」と繰り返すのだ。
LucaさんSaid:「店員に聞いて下さい」
質問者Said:「「何々はどうなんだ」

。。。。。困ったね。
LucaさんSaid:「店員に聞いて下さい」
質問者Said:「何々はどうなんだ」


。。。。。。。。。。。。。。本当に困ったね。
根負けして、端的に回答したのだよ。
普通の人間ならば、この時点で「ありがとね」とか「あぁ、そうですか」と返答し、店員を探すのではないだろうか。


だがその方は、明らかに「普通」ではなかった。
また新たな質問、「何々はどうなんだ」と言い出すのだ。
Lucaさんは多少ムッとし、無視する事とした、のだが。
こちらが無視しているにも関わらず、何度も何度も「何々はどうなんだ」と繰り返すのだ。
怖いよ、さすがに


おかしいよ、幾ら何でも。
その時になって、やっと気付いたのだが。
表情のようなものが全く無いのだよ、この人。


やっと知人が戻り、さぁ何か食べようかなどと大きな地声でやってきたのを幸いとして、すぐにこの怪しい方から逃げようとしたのだよ。
ところが、ですね。
Lucaさんの行く先をブロックするようにササッと移動し立ちはだかり、また質問するのだ。
「何々はどうなんだ」と。
本気で怖いよ、どこの何なんだあなたは


さすがに薄気味悪いし、不安感を感じた。
「いい加減にして下さい!店員よびますよ!」とLucaさんは怒ったのだが。
相手は全く表情を変えず、何でLucaさんが怒ったのか全く理解できないようだった。
そしてまた「何々はどうなんだ」と繰り返すのだ。


売り場の周囲には幾人かが足を止め、ちょっとした人垣ができた。
知人は事情を理解していないが、ただならぬ雰囲気を察したらしい。
大声で質問者を怒鳴りつけたのだよ。
「あんたなんのつもりだ、うんたらかんたら」とか。
それでやっとその場を脱出し、二人で店舗よりダッシュで駆け出したのだ。


(知人と自分の擁護のために追記するが、知人は沸点が低いのは事実だが正義感が強く真面目な人物であるし、自分も誰かに怒鳴ったりするのは好きではないし稀なのだ)