家電製品喪失と無音 - 世界からいきなり隔離される

先日の落雷後、パソコンや家電製品に幾つかトラブルが生じて難儀しております。
対応策として出先で利用するためのAir'Hで接続しているんですが、コネクションが頻繁にブチブチと切れ安定せず、またリダイヤルを99回繰り返しても接続できなかったりして。
これまたどうしょうも無い状況となっております。


テレビも壊れ、音が出なくなりまして。
ニコンポは他所へたまたま持って行ってたので難を逃れたものの、手元には無く。
そしてタイトル通りの、音が無い生活に突入しました。

静寂の世界と孤独感 - 聴覚障害者の気持ち

パソコンの外部スピーカーは音が割れるので先月捨てたばかり。
だからパソコンで音楽を聴きたいとの願いも叶いません。


テレビをつけると、番組内容はテロップが表示されなければほとんどわかりません。
みのもんたが出演する朝ズバは新聞記事の掲載や多目のテロップがあるために、最も分かりやすい番組でした。
ですが毎朝見ているめざましテレビは、ムーンプリンセス卑弥呼の占いを除けば、タイトル以外の内容はほとんど理解できず。


帰宅後の時間帯に放映されている番組なんかは、皆酷いものです。
割と好きな動物系の番組は、肉食獣が走り回っている場面が出ても解説も無く、種名やシチュエーションの説明もわかりません。
バラエティー番組も、出演者が何で笑っているのか全くわからず。


世の中にはナレーションが文字で表示されるようなプログラムもありますが。
全てのテレビがそんなのじゃないし、うちのテレビは普通のありふれたテレビです。
聴覚障害者の方はどこか出先、例えば昼食に立ち寄った食堂に設置されているテレビを見ても、同じような気分なんでしょう。


音無しテレビ生活も数日目に突入すると、大変不思議な感覚なんですが、歌番組などでは歌詞を見つつ口元を見てるんですよね。
口の開き具合や表情の変化で、何をしゃべっているのかを知ろうとしている自分を発見。
補聴器使っている年寄りと同じではないですか、自分。
(補聴器は雑音やザーザー音まで拾ってしまうため、健常者が思い込んでいるほどには効果的ではないのです)


どうしょうも無いので、買ったものの目を通していない書籍や雑誌を読む生活。
読書量はここ数日で急激に増えました。