何をどう言ったらば良いのか - 引用と参考とやら

最近自分は、著作権とか著作者人格権とかにやたらと厳しい立場の人間だと思いこまれて。
そのためリンクを貼ったり紹介したりするのを躊躇するとの話がありまして。


いや、違うんだよ。
参考として紹介しておきながら、全く違う内容に書き換えられたり。
引用と称して前後の文脈を無視し、転載者にとって「より都合の良い内容」とされる事例が増えてきてて。
頭を抱えているんですよ。
やや響きが悪い表現なんだけど、「悪意による転載者」とここでは呼称してみる。


わざわざ紹介していただいたんだから、「悪意」なんて刺激的な用語を用いてしまうのは、かなり申し訳無いような気持ちがするんだけどさ。
気を悪くした方が居たらば、申し訳ない。
ここでの悪意とは「善と悪」みたいな対立軸による悪とか道徳観念上での悪ではなく、単純に「元記事の内容を意図的に何らかの目的で歪める方の行動原理」と称しておきます。
(繰り返しになりますが、悪意とか過激な言葉を使ってしまってゴメンね、他に用語が思い浮かばなかったのだよ)


悪意による転載者は、ある種の問題に対して注意を喚起しようとする気持ちは同じなのやもしれないんだけどさ。
転載元の文章をわざと改変・また入れ替えて、よりセンセーショナルで耳目を得られるような内容にされます。
(一例としてJWord。所謂対策側のサイトの多くは実際に自身でろくに確かめもしていないし、言っちゃ悪いけどかなり大部分のサイトはLucaさんが関わったサイトの転載か盗用に終始している)


マルウェアのリスク評価なんてものは定性的なもの(ルートキットは危険だ!)みたいなものもあれば、さほど重要でもないどうでもいいような情報を送信するようなソフトウェア(極めて低レベルな情報ばかりを送信するスパイウェア)に対する定量的評価も必要だ。
何でもかんでも危険だー危険だーと唱えるのは、姿勢そのものが中立的ではないし、歪められ過大評価された解釈は誤解を招きFUDにしかならないし。
どちらがインチキなのかわかったものじゃない。


Sempliceよりの転載と引用そしてリンクについてのお願い(Semplie)なるガイドを掲載してはみたんですが。
これから先、どうなるのかなぁと。