カレーに醤油をかける理由

たまーにだが、カレーライスに醤油をかけて食す方を目にする。
ただ単純に塩気が足りなかったのかな程度の印象しか残さず、もしくは全く気にも留めていなかったのだ。
塩加減の好みなんてものは人によりけりであるものだ。


ある日ふっと気付いたのだが。
どこかの食堂などではテーブルの上に醤油と塩、ソースが並ぶ。
塩加減を調節するならば、塩でいいじゃないか。
カレーライスに醤油をかける人は幾度か目にしたものの、塩をかける人は全く見た記憶が無い。


思い切って幾人かの知人に聞いてみたものの、回答は「ただ何となく」であり、明確な理由が存在した上でカレーライスに醤油をかけるのではないそうだ。
何故なんだろうか。


彼らが求めるのは塩加減のみではないのだろう、ならばテーブル上の塩を手にとるはずである。
塩加減以外の目的、それも意識下に潜むような理由として醤油のビンをしているのであるとすると、理由は単に「醤油が好き」なのか「カレーの味が合わなかった」のだろうか。
もしくは「カレーなる料理は醤油が加わって初めて完成するものだ!」との理由なのだろうか。


そんな事を朝起きてから、延々と考えていた。
今日も平和だ。