10人の中の誰か

ウイルスバスターをリリースしているトレンドマイクロ社が、日本国内における拠点を拡大するらしい。

従来、トレンドマイクロマルウェア解析は、フィリピンにある「TrendLabs」を中心として行われてきた。国内にも10名弱のスタッフを有する「トレンドラボ Japan」が設けられていたが、主業務はTrendLabsとの調整で、パターン(ウイルス定義)ファイルを独自に作成するような体制は整っていなかったという。


裏話を一つ。
自分は以前、あちらこちらのメーカーに新規な検体を提出したりしてました。
トレンドマイクロ社よりの不調法な態度にかなりカチンときて、それ以来検体提出を止めました。


某社などは検体提出に対して丁重なお礼メールを返信してくれます。
凄く励みになりますよね、こういうのは。
自己満足と言われちゃいそうなんだけど、「誰かの役に立ててうれしいなぁ」と。


ある日、他のメーカーは対応しているものの何故かトレンドマイクロ社が対応していないウイルスを見つけ。検体提出したんですよ。
返信は凄まじく高圧的で、感謝の一言も無く。
「何故にトレンドマイクロ社より、感謝の言葉も無く言いがかりをつけられたり、その他諸々悪者扱いされなければならないのだ?」と。
幾人かとやりとりしたらば、どうやら自分だけではないようでした。

一人への印象は、所属組織全体への印象につながる

お役所の対応なり接客があんまり良くないものだとは、よく方々で耳にする。
全ての役人が横柄な人であるはずもないんですが、たった一人のために役所・役人全体がそのように思われてしまうもので。
市役所の窓口の対応が悪かったとすると、「何とか市の何とか課の窓口は」ではなく、「何とか市役所」または「役人全体」への印象が悪くなってしまうものだ。


たった一人を通じて、組織や会社またはある業種全般に対する印象が形成されてしまうのだから、怖いものだ。


中国のことわざで「一匹のカエルが井戸の水を腐らせる」みたいな言い回しがあるらしい。
たった一匹のカエルが腐って、多くの住民が井戸の水を使えなくなるとの話である。

2月24日編集履歴

さすがにこういうタイトルを付けたりしちゃダメだろうと、翌朝になってから激しく反省し、改題。ゴメンね。