スパムよりの転送問題記事への引っかかり

Microsoftの研究者ら、「検索スパム」の仕組みを解明――スパム業者の巧妙な手口が明らかに(Open Tech Press) via セキュリティホールmemoを読み、原文を探したもののまだGoogleに登録されていないためか見つからなかったんだけど。
記事中では、このような関係を取り沙汰しているようだ。
1)広告主(悪意が無い存在として)
2)アグリゲーター(仲介業者)
3)スパム業者


何を今更わかりきった話をとスルーしかけたんだけど、論点として(消費者ではなく)広告主への注意喚起を促す内容なんで、少し考え込んでしまった。
「正規の広告主と問題のある検索スパム・サイトとの間に、5つもの層が挟み込まれていたという」との一文は、Benjamin Edelman氏が幾度かブログにて公開しているような手法で解析されたんだろうか、多分。
(Benjamin Edelman氏とは幾度かやりとりを重ね、氏と同様の手法でWinFixer Familyでの広告に対するアプローチをSempliceにて公開している)


原文をまだ読んでいないため、日本語ニュース記事を鵜呑みにはできないんだけど。
幾つかの事例にて、詐欺的業者(広告主)が「自分らはそんな悪質な悪質な宣伝がされているのだとは知りませんでした!」とのたまう事例は、数年前からあったし。度々抗議されても広告主サイドが事態を改善しようとしない事例は幾つもあるではないか。


広告主が常に無実でピュアな立場であると事前に想定されてもなと。


2007年5月の「International World Wide Web Conference」にて詳細情報が公開されるらしいので、じっくりと熟読しておきたい。