別れさせ屋稼業の探偵社に対する、革命的非モテ同盟の抗議を応援する

世の中には「別れさせ屋」なる裏家業があるそうだ。
真偽のほどは知らないが、不倫を清算したいが別れられずに困っている方への支援などに限らず、離婚調停中の男性に何故か不審なほど見知らぬ女性が高い頻度で話しかけ逆ナンしてくるなどの事例があるそうだが、人づてに聞いた話なので実態はよくわからない。


オタク差別について公開質問状を送りました(革命的非モテ同盟 )なるブログを読み、最初はネタか面白半分な記事なのかと流し読みしたんですが、二度三度と読み返すと探偵社によるあまりにも不審な対応が浮かび上がってきた。

 我々は革命的非モテ同盟という全てのモテない人々のために闘う団体として、あらゆる差別と抑圧からの解放を目指して活動しております。このなかでもオタクに対する差別と抑圧に対しては近年のアキバ系ブームもあり、力を入れて活動をしているところです。
 つきましては、貴室のホームページに書かれた「結婚調査事例集」中の「メールで知り合った娘の婚約者の身辺調査」(http://www.web-chosa.com/marriage/instances/09.html)に関して、我々は社会的に多大な問題があると懸念しております。
 貴室はここで、結婚をしようという当事者間については承知の事項であり「犯罪性もないものと考えられ」るにも関わらず「かなりのアニメマニアのようで、軽度の少女愛好志向がある」ことを理由として別離工作を行い別れさせたと書いてあります。


元ネタはこれ。

相談内容
長女(30歳)が結婚したいという相手(35歳)を連れてきました。話を聞くと、インターネットでのメールで知り合ったとのこと。少々頼りない感じの男性だったのですが、「いき遅れ」の心配をしていたので「それも出会いの形か」と結婚を了承しました。しかし、最近のニュースでの出会い系サイトの犯罪を見ていると、少々不安です。


調査結果
男性は、大阪市内のOA機器業者に勤めており、勤務態度も真面目で、特に金銭トラブル・女性問題もありませんでした。
ただ、かなりのアニメマニアのようで、軽度の少女愛好志向があるらしいことも判明しました。
お嬢さまも相手の趣味は知っていたようで、犯罪性もないものと考えられましたが、ご依頼主のご希望から女性調査員による工作を行って2人を別れさせました
その後の話では、お嬢さまには新たにお見合いをさせ、もうすぐ結納というところまで進んだそうです。


アニメマニアか否かとか少女愛好嗜好は重要な論点ではないので、置いておく。。
第一の論点は、女性が交際相手の趣味を知っており許容していた点。
第二には、ご依頼主(つまり女性の父親)のご希望から女性調査員による工作を行って2人を別れさせましたとの部分だ。


相沢京子調査室なる探偵社のサイトが唯一の情報源なので、少ない情報より綻びを探す作業に限定されてしまうんだけど。
「あれ、変じゃないのか?」と首をかしげた方は居るだろうか。


凄く単純に考えてみる。
まずは「別れさせ屋」なる家業が、社会通念で許容されうる職業なんだろうかと。視点を結婚を希望している男女に置くのか、父親に置くのか、探偵社に置くのか次第で、幾らでも解釈が違ってくる論点ではあるんですが。
元記事では結婚したがってる男女の気持ちを踏みにじる目的で行われているのだから、少なくとも当事者が事実を知ったらばどれだけ驚き嘆く事だろうかと。


次に、これが最も重要な論点なんだけど。
女性の父親に渡された身辺調査報告書は、中立的な視点に基づくレポートだったんだろうか?
相沢京子調査室は、別れさせ屋稼業を行うスタッフを雇用しており、これにより収益をあげていた。
「裏稼業を行う相沢京子調査室が、相談者(父親)よりより多くの報酬を引き出す目的で、最初から意図的に歪んだ調査報告をもたらしたりはしてませんよね?」