酔っ払いの言動が、全て許されるのではないだろうに

イマドキの若い人は、みたいな論調で書き始めれば、年寄り臭いし。
若人と年寄りの対立は現世にかぎらず、はるか昔より論じられているテーマではありますが。


某所のとある新人さんは、どうも地に足がついていないし、学生気分が全く抜けていない。
凄く偉い人に対していきなりタメ口でのたまうのを聞いて、自分はのけぞってしまった。
まぁ、自分には直接の関わりが無いのでと、無視してたんですが。


先日ですね、某会合にて「相応に偉い人」に廊下の隅で怒鳴り散らされていたのを見つけ、彼に話かけたんですよ。
Lucaさん:「なに、どうしたの?」
新人さん:「いや、起こられ怒られちゃいまして、どうこう」
新人さん:「とりあえず帰って下さい」


えっと。Lucaさんはかなりキチンとした人で。マナーとか暴言とかにはかなり口うるさい。
Lucaさん:「えーっとね。社会人なんだからせめて、タクシーが来ていますよとか、二次会参加者はどこそこに集まって下さいとか、そういう言い様をしようよ。帰れって何なのさ」
新人さん:「だから帰れって」、などとのたまって。彼はLucaさんの肩をドンと突きました。


あー、こういう方じゃ、怒鳴られて注意されても仕方ないものだなぁと思ったんですが。
酔っ払い相手に切々と説教しても、分かってもらえるものかと。


Lucaさん:「あのな。何々さん(新人を怒鳴って注意してた方)も自分も、滅多に怒らないんだけど。今君は、自身が何を言ってるのか本当にわかってるのか?」
新人さん:「はぁ?」
Lucaさん:「君の社会人人生が、今まさに終わるかどうかの瀬戸際だって言ってるんだよ。今すぐ何々さんを追いかけて謝罪してきなよ」
新人さん:無言(眉間にシワ)
Lucaさん:「走って追いかけて、謝りに行けって。」
新人さん:(眉間に更に深いシワ)。。。。「はぁ?」


その後の軽いドタバタは、よく覚えておりませんが。
凄く久しぶりに、人を本気で怒りました。
(Lucaさんは滅多に実生活で怒気を現さないけど、年に1回は本気で誰かを怒って。怒られた方は毎回泣くか、半分泣く)


どうしたものかと、よくわからずにおります。