アメブロ(ameblo)における、ウイルスバスターの誤検出問題への対応

どこかのWebサイトがセキュリティ対策ソフトウェアの「誤検出」により閲覧を阻害されたり、また警告が出たらば、どうしたものでしょうかね。
最近SiteAdvisorにより「アドウェアスパイウェアを配布する危険サイトへのリンクが見つかった」との理由で、メインブログのSempliceが危険サイト扱いされた身としては、背筋が寒いものがあります。


アメーバブログhttp://ameblo.jp/)は2006年末に、トレンドマイクロ社のウイルスバスターによる誤検出問題が話題となったサービスである[改善]ウイルスバスターからの警告について(スタッフブログ, 2006年11月10日)
またまた同様の問題が生じているようなんだけど、かなり気にかかかる部分があります。

4月17日より、ウイルスバスターソフトを導入いただいている環境にてブログの閲覧時に警告が表示されることが確認できました。
この現象は2006年11月に確認できた現象 と同様となっており、現在トレンドマイクロ社にて対応を行っております。
対応の完了まで数日を要しますが、お使いのウイルスバスターのセキュリティーレベルを中以下に設定することにより、ブログを閲覧いただけることが現在確認できております。
ブログ自体のセキュリティに問題があるわけではございませんので、ご安心ください。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。


閲覧利用者に対して「ウイルスバスターの設定を変えるようアナウンス」するのは、果たして適切なガイドなのかと
緊急避難的な処置としては、止む終えない側面もあるんだろうけど。
悪意があるサイトの危害を回避する機会を、利用者は失ってしまう・もしくは取り逃がす機会が増加するんではないでしょうか。


例外Webサイトに登録するよう促すブログもありますが、ブログ運営者の気持ちはわかるものの、そのような解決方法は提示するべきではありません(via まっちゃだいふくの日記★とれんどふりーく★)。
今後同じ運営者が管理し、管理者が常にいかなる過ちより身を遠ざけ、誰かがハックしたりせずアメブロがミスを犯さないとの保証はありません。

トレンドマイクロ製品のURLフィルタをお使いの場合には、警告画面に表示される手順に従って例外Webサイトを登録してくださるとご覧になることが出来ます。

2007年4月21日追記事項

スタッフブログへのまっちゃだいふくさんの投稿より。

正しくないフィッシングサイトの検知ができなくなるのではないでしょうか?
戻す設定をアメブロさんが、ださないのであれば放置されることについてどう責任を取られるのですか?

自分は危険なサイトを検知する能力が低下するとの視点しか思い浮かばなかったんだけど、言われてみればそうですね。
問題解決後に「設定を元に戻してね」とのアナウンスは行われるのか、運営者がユーザーにどのようにガイドすべきなのかとか。
じっくり熟考すると、様々な課題が浮かび上がってきて、かなり難しいケースだと思う。