社員のやる気を促すとする飲み会は、メシ閥と派閥の芽なのでは
アフターファイブの付き合いが職場の潤滑油として果たす役割は認めるが、他従業員との社外での付き合いが情報共有化の手段として認知されるべきとは考えられない。
かつて作家の椎名誠が、著作(確か、銀座のカラス)にてメシ閥なる実態を記載していたのをふっと思い出した。
(メシバツだったやもしれない)
作中では普段付き合いが無い「偉い人と取り巻き」より昼食に誘われ、メニューを眺め頼もうとしたらば「すぐに作れるよう同じものにしろよ」と求められ。主人公が雰囲気に付き合えず退散するシーンが描写されている。
(学生の頃に読んだので、記憶違いがあったらばすいません)
社保庁問題と根は同じ 「無気力社員」が増える理由――『なぜ社員はやる気をなくしているのか』の著者、柴田昌治氏に聞く(オンラインマガジン -ITmedia エグゼクティブ編集部)にて、柴田昌治氏による社員のコミュニケーションとやる気についての記事を拝読した。
読後の感想としては - ひょっとしたらば自分がズレているだけやもしれないんだが - Lucaさん的には苦手な人種なのだ。
「だからこそ、社員同士のコミュニケーションが大切。それにはアフター5の飲みも大いに結構。ところが実際は職場の人間関係がどんどん希薄化している」
社内行事も激減した。社員旅行、運動会、歓送迎会――いずれも目に見えて少なくなっている。それらを復活せよというのが主張ではない。問題は「情報の共有化」が組織の中で取れなくなっているというところにある。
それは違う。
酒が入らなければ情報交換もろくにできない状況は、まともなのかい?既に何かが破綻してるような気がするんだ
過剰にタイトでベタベタな職場での人間関係の強要は、忌避したい
柴田氏自身、自らの会社の中でランチミーティングやクラブ活動、合宿などオフサイトミーティングを積極的に取り入れている。組織の中のコミュニケーションを密にし、情報の共有化を行うことで、社員のロイヤリティを高め、ひいては内発的動機を高めることになる。
コミュニケーションを密にしたいとの気持ちはわかる、理解できる。
柴田氏が実際にどのような活動を行っているのか知らない自分が対論を書くと、誤解に基づく可能性があるのは承知の上で。
社内の特定のオピニオンリーダーによる各種イベントやお誘いは、単なる派閥作り目的とか囲い込みと認知されないだろうか?
前述の椎名誠氏が記載していた、「メシ閥」に通じるものだ。