小学校の給食の思い出 - 衛生管理や調理面で問題だらけで、激マズイし

近年では給食の代金を支払わない家庭の問題などがネット上で散見されますが、自分が小学生だった頃を思い返すと、言葉に詰まります。
1食当たりの負担金は、確か200円にならない程度ではありましたが。
メニューが最悪でした。二度と食べたく無いようなものばかりで、トイレで吐いた記憶が鮮烈に20年を経った今思い返しました。


もしも給食業務に関わっている方が居たらば気分を害すやもしれませんが、現実として自分が体験した給食ライフはあまりにも酷いものでありました。
だから「こういう時代もあったのねぇ」的な達観した気分で読んで下さい。

提供される食品が、あまりにも異様

鶏肉の照焼き

一月に1回程度出てくる、あるメニュー。ボクらはこれが出るたびにうろたえて怯えました。
鶏肉を焼いたもので、表面に醤油ベースの味付けが加えられているものです。
何が問題なのかって?
鶏肉の表面に毛が毎回滅茶苦茶ついていたからだよ


転校してきたばかりの今は名前も思い出せない女の子が、どうしても手を付けられず。泣いていたのを思い出しました。
自分らだってそう。
あまりにも酷い日があって、食べられないLucaさんはですね。
担任に滅茶苦茶怒られ無理矢理食べさせられて。昼休み時間中にトイレに駆け込みゲロを吐きました。

けんちん汁

タケノコとか鶏肉その他の材料を煮込んだ醤油仕立てのものですが、これがあまりにも酷かった。
一体どこまで経費を節減したのか知りませんが、タケノコのアンモニアっぽい香がですね、まさに掃除されていない便器のような感じ。
大人になってどこかの食堂で水煮タケノコの大きな缶詰を用いた酢豚とか食べても、あそこまで臭くて異常なタケノコは口にした経験がありません。

豆パン

甘納豆みたいな甘い豆が入ったパン。
小麦粉が通常のパンは強力粉ですが、中・薄力粉と思われます。
普通じゃないくらいボソボソとして歯ごたえが悪く。
パンそのものが変な臭みがあって。何が入っていたんだろうか?


給食の時間に残すと担任より殴られるボクらは、机の中に隠して。
昼休み時間中にはゴミ箱に大量のパンが投げ捨てられてました。

グラタン

地味ながらこれがかなり酷い。
アルミ製の容器に封入されている出来合いのものを、ただ過熱しただけのものです。
エビがですね、妙に臭い。本当に臭い。

魚のフライ

冷凍食品なのかな、白身魚のフライ。
油の臭いがあまりにも変で、どうやって調理したのか謎。

腐った牛乳

ガラス瓶入りの牛乳。
何故か10日に一度ほどの割合で、わずかに苦い日がある。


ある日、あまりにも味がおかしい日がありまして。
ボクらは「変だ、変だ!」と給食の時間騒ぎましたが。
担任教師が(こいつが瑣末な出来事で子供に暴力を振るう嫌な奴だった)強要し、皆飲まされたんですがね。
。。。。。。。。集団食中毒発生。本当に。
症状はさほど重くなかったんですが、帰宅後に皆トイレですよ。


翌日に牛乳が出てきても、大部分の児童は飲みたがらないし。
今の時代ならば相応に大騒ぎになりそうなものですよね、だけども当時はある意味でおおらかだったからか、そんな人的被害にはさほど注視もされず。
当然のようにその後も、食中毒牛乳と同じメーカーの牛乳が出ましたとさ。

さすがに問題になった、学校給食

PTAを中心に、学校給食の質の悪さが取り沙汰されまして。
ある時期を境にメニューがいきなり改善されました!パチパチ。


もう毛がついた鶏肉とか、茶色く変色した野菜なんて食わなくても良いのか!本当か!
どれだけ喜んだ事でしょうか。


デザート類(毎日ではないんですが)も妙な味がするプリンは消え。
パンも豆パンは無くなり、スナック系のパンが代わりに。
し尿の臭いがするようなスープも無くなり(いや、本当に酷かったんだよ)。

ところが、ですね

3ヶ月ばかり後には、元に戻ってしまいました。
何故なんだろうか。


スナック菓子系のパンはそのまま継続して出され、大変な好評でありましたが。
卒業までずっと、臭い油の揚げ物とか、毛がついた鶏肉とか、そんなのが復活し。


食べ物を食べる楽しみとか、喜び。
「おいしい!」と誰かが嬉しがる笑顔。
そんなものが無い、暗い給食の時間を卒業まで過ごしたのです。

中学校に進学して

給食が無くなり。
購買でパンや弁当を購入でき。正門近くの店で菓子パンを購入して食べられる!


ボクらが感じた喜びや開放感がどれだけのものだったのか。
この場で文章にて伝えるだけの文章力は、自分には備わっておりません。