安野モヨコの、くいいじが、いい。素晴らしい。

週刊文春に何時の頃からか、「くいいじ」なる安野モヨコ氏のコラムが掲載されるようになり。毎号大変楽しみにしておりました。
が、ついぞ最近。連載は1年限りとの話だったのでと終了。
大変残念です。


近頃Yahoo!のトップページにて、安野モヨコの世界とか、働きマンとか、そんな特集へのリンクが掲載されている。
恥ずかしい話ではあるが、本日始めて安野モヨコ氏が漫画家であると知った。
Yahoo!の立ち読みサービスを閲覧し。
「えぇ?この人って漫画家だったのか!」と。
てっきり、どこかの作家の方が連載しているのだと思い込んでました。


くいいじ。
タイトルの鮮烈さは食べ物に対する執着心のみを延々と語るような内容ではない。
日々の生活や、誰かとの思い出などなどを一人語りで述べる文章は、流し読みしがちなコラムの中では鮮烈に光っていたし、凄く好きな内容だった。


自分は文学とか小説とかそういう類のは全くわからない無知な人間ではありますが。
描写力とでも言うのかな、多分。
あるシーンにまるで自分が立ち会っているかのような錯覚をふっと覚える、引き込まれる文章で。
うまく説明できないんですが。
私小説的に食べ物 - と言っても単なる食材万歳話ではなく、料理のうんちくでもなく - 日々のドラマを臨場感溢れる描写で掲載してました。


なお、働きマンたちが夢中になる 安野モヨコの世界(Yahoo! JAPAN)にて、第一話から三話まで閲覧できます。