GoogleとYahoo!の画像検索結果への雑感-2
「初音ミク」画像、Googleに復帰(ITmedia News)と「意図的削除はしていない」が…… 謎深まる“消えた初音ミク”問題(ITmedia News) via セキュリティホール memoを読んで、いささかの違和感を感じました。
GoogleとYahoo!JAPANで「初音ミク」で画像検索した際、適切な結果が出ないことが10月17日ごろから騒動になっていたが、10月23日夜、Googleの画像検索におなじみの初音ミク画像が復帰した。Yahoo!JAPANでも検索結果が表示され始めている。
「適切な結果」とはどういう状態なんでしょうか。
時系列的に検索結果を誰かが記録し信頼できる形で公表しなければ、「Google八分」を論じるための判断材料すら欠いている状況はどうにもなりません。
Google日本法人によると画像検索のクロール頻度は「公称」で約4週間に1回。初音ミクが発表された8月31日から今回の騒ぎまで1カ月半以上経っている(ちなみに9月半ばには、初音ミクのイラストを描くことがネット上でブームになり始めている)。
検索に詳しいある技術者も「クローリングが遅いせい」という見方に対して懐疑的だ。「Yahoo!JAPANやGoogleの能力から考えると、インデックスのデータが古いというのはちょっとありえないのでは」と彼は言う。
まだ3ヶ月も経っていないんですよね。
検索技術がネット上の情報を“宝の山”に変えた一方、「Google八分」という言葉が示すように、「検索結果は恣意的に操作されているのでは」という疑いや不安をネットユーザーは抱えてきた。
>「検索結果は恣意的に操作されているのでは」
そんなのは、当たり前ではないかと。今更何を言っているんだ?
だが、初音ミクがGoogle八分や検索結果操作を受けたとの証拠なり明瞭な説明を欠き、以前の検索結果が出ていない状況で、これ以上何を言うのかと、一連の騒ぎに微妙な感覚を抱いている。
不思議な話だね。
閑話休題。
初音ミクがネット上にて大変著名なソフトウェアであるのは存じてはおりますが。
MSの検索結果が性能の素晴らしさに依るものであり、GoogleとYahoo!はそれほどでもないため、と仮定しておく。
もしも極めて短期間の間に初音ミク関連画像がやたらとGoogle・Yahoo!の画像検索順位にて上位を占めるように「改善」されるならば、それこそ「検索結果操作に基づくもの - 検索結果をサービスの品質向上の結果ではなく個別のアレコレで向上させるもの」であると誰も考えないんでしょうか?
同日追記
検索結果操作は完全抹殺(所謂Google八分)のパターンと、検索順位操作の事例、この2つが存在するんだけどさ。
どうも一部の方は混同されてませんかね。
以前Lucaさんは、検索順位操作の事例を持ち出したらば「そんな事あるものか」と決め付けられて、滅茶苦茶タコ殴り的に非難されたのも、懐かしい話です。