メールアドレスの変更を装う攻撃と、第三者のなりすまし

最近、メール受信の不確実(特にフリーメール)の要因として、笑われてしまいそうな話をずっと考えてます。
(もう1ヶ月半も悩み、なかなか結論も出ず)


副次的産物として、小話を一つ。

メールアドレスの使い分け

常用されるメールアカウントってのは常に恒久的に不変な存在ではなく。
容量や利便性、確実性、また複数のアカウントを利用する必然に迫られ変更する場合なんて多々あるものです。


一例としてとあるサイトの管理人さんは、普段使いのメールアカウントは別にして、フォームから送信されたメールを受信するアカウントを定期的に変更しております。
彼女によれば、不特定多数が送信し得る宛先は捨てメールで、それに対する返信を送付するのは常用のアカウントであるべきと。
なるほど、そうですよね。
要約してしまえば、以下は区別すべきだって話なのだ。

  • フォームメールの宛先
  • 初見の方らとやりとりする目的の、フリーメールのアカウント
  • よもや間違いは無いだろうと判別される方とやり取りする上で利用する、常用的アカウント

メアド変更したよ!との通知は、本当に本人なのか?

本題を。
ここ数日、妙な話を古い知り合いから相談されております。
具体的な話として、「知人がやりとりしてたと装った他人が、新メアドを連絡するよう装っている気配がある」との話で。


知人がたまにメールをやりとりしていたと「想定」される方より、メアド変更したよー新しいメアドはこれだよーと連絡があった。
だけども、メアド変更したと連絡してきた方とはウマが合わずやりとりなんてありえないのにと
そして、ヘッダもやや妙と。
わかり易く書けば、第三者が他の人物になりすましたのではと。

未知のメアドなんて、信用できるものかと

つい先ごろ、以前やりとりした方から連絡がありまして、そのメアドが旧メアドでありました。
対照的に、ある方不審極まり無い者からもらったメールは、新たに得た(と称する)メールアカウントでした。


もう、おわかりだろうと。
メールアドレスの変更通知は、「古い、以前やりとりしたメールアカウント」で送るべきだ。
じゃなければ、三者が新たに取得したメールアカウントにて、「メアドを変更したよぉ」って連絡してたならばどうなのよと

予防策は簡単なように見え、だけども難儀

対策としては、メアドを変更したと連絡してきた方は、古いメアドなのか・新しいメアドで連絡してきたのかをまず見分ける必要がある。
そして、相手の「古いメールアドレス」に対して、「メアド変更したんだねー」と連絡を返信するべきだ。
何故かと言えば、万が一(確率としてはそれ以上やもしれませんが)第三者による攻撃である場合を考慮し、大元の「変更したとされるメアドの持ち主」に対して照会しかつ警告を促せるからだ。


いささかダークな話なんで、はしょって記載しましたが、要点のみをかいつまんで読んでもらいたい。