全盲患者置き去り。単純に、悪と決め付けられるのかと

全盲患者置き去り事件で病院職員4人を書類送検へ 「連れて帰れば大変なことに」渉外担当の職員が初証言(MSN産経ニュース)より。
複数のニュースより要約してしまえば、こんな感じ。
1)入院先で暴言を吐き暴力的行為を繰り返し、治療代も長らく滞納(185万円)していた患者が居て
2)病院側が困り果てて
3)強制退院させて、患者の縁者に引き取ってもらおうとしたものの、断られる
4)病院の担当者、呆然。不安や恐怖感で呆然、精神的なプレッシャーでおかしくなってしまい
5)結果として公園にこの患者を放置して、逃げた


保護責任者遺棄容疑で書類送検される、などと記載しているニュースポータルやブログもあり。
また姥捨て山だと鮮烈に避難している、偉い人(っぽい)のブログもある。
福祉行政のあり方とか、病院ってのはどこまでも患者を(無料で!)保護し、強制退院されちゃうような行動を繰り返したからどうなのかとか、んなやや逸脱した議論がネット上でやりとりされているようだ。


保護責任者遺棄、かぁ。
病院も無償無料のボランティアではないし。
どっちがどれだけ悪いとか、また病院側に無限の責任があるかのような議論は、ここでは避ける。
ただ、自分はこの病院職員を「道義的」なる旗をかざして叩くのは、あまりにも可哀想なのではと思うし。