Windows Vistaの海賊版・不正コピー利用者への強硬手段

真偽はわかりませんが、海賊版Vistaを機能停止させる裏機能が存在するとか。

【Technobahn 2007/9/12 21:33】マイクロソフト海賊版Windows Vistaを使い続ける利用者に対して海賊版の利用の中止を促す荒っぽい手法を導入していたことが11日までに、米大手情報誌「Computer World」の報道により明らかとなった。
この手法はWindows Vistaの隠し機能として実装されていたReduced Functionalityという機能を用いたもので、PCにインストールされているWindows Vista海賊版だと認識された場合にはWindowsが起動してから1時間で画面がブラック・スクリーン(Black screen of darkness)に変わり、一切の操作を受け付けなくなるというものとなる。


Vistaはリリース直後にいきなりネット上にシリアルが流出したり、シリアルジェネレーター(不正なシリアルナンバーを作成する、違法コピー製品支援ツール)と称する罠ファイルが出回ったりしたようですが、あまり覚えていない。
自分の守備範囲と外れているし、扱っている範疇じゃないし。


気になっちゃったんだけど、これがもしも本当の話であるとしたらば、どうなるんだろうか。
Tomcatさんが質問掲示板で起こりそうな事例への言及として、良い事を書いてます。

このニュースが事実なら、パソコン関係の Q&A サイトで「Vistaを使っていて突然画面が真っ暗になった」とかいう質問の場合には、それが正規品であるかどうかを確認する必要が有るかもですね。
あ、でも MS の場合には、正規品を海賊版と誤判定した事例 が過去に有るからなぁ。この Reduced Functionality とかいう隠し機能がどの程度の信頼性なのかですね。


所謂、5月30日問題を思い出しますね。
あまり覚えていないけど、当時WinFAQとかどこかの質問掲示板にて、「XPがインストールできないのぉ!」って質問が乱立し。WinFAQの誰かが「それって違法コピーとかじゃね?」と提起して盛り上がったような。

 2002年05月31日(金) 22時08分 JT
 インターネットのユーザー・コミュニティーの間で、「『Windows XP』が5月30日以降インストールできない」という報告が上がっている。ユーザーによっては、問題なくインストールできたという報告も寄せており、詳細は不明。これを受けて、マイクロソフトは調査に乗り出した。
 Windowsユーザーが運営するウェブサイト『WinFAQ』の掲示板に書き込まれている情報によると、BIOSで設定されている日付が2002年5月30日以降になったマシンにWindows XPをインストールしようとすると、途中で「致命的なエラー」「エラーコード800b0101」が発生し、先に進めなくなったという。なお、BIOSの日付設定を5月29日以前にすると問題なくインストールできたという。

2002/5/30 以降に Windows XP をセットアップすると、GUI セットアップ初期フェーズで、以下のメッセージが表示され、セットアップを継続することができないことがあります。(
(中略)
MSDN で提供されている Windows XP Professional (ドイツ語) ボリュームライセンス版および、Windows XP Home Edition (韓国語) に含まれる、不正な NT5INF.CAT セキュリティカタログファイルが原因でこの現象が発生することが確認されています。
また、一部のクラックされた XP でも、同じ現象が発生する場合があります。


記憶が定かじゃないけど、5月31日問題でMicrosoftをかなりえげつなく叩いて騒いでた方が居りましたね、WinFAQ上で。
どうなったのかね、その後。


自分は所謂割れ物とか不正シリアルに手を出した経験が全く無いので、その筋の話には極めてうといんですが。
結局、Vistaではどうなの?と。
体験者が居たらば、こっそり匿名で教えて下さい。


不正シリアルに対する過剰反応としては、Vocal Cancelが有名なのかな。
Vocal Cancelとロジックボム(Semplice, 2005年7月3日)
Vocal Cancelはデタラメなシリアルとパスワードでは破壊活動は全く発生しなかったのだが、特定の不正シリアルでトロイが発動する点の賛否がかなりネット上で賑わった。


まぁいずれにしても、Vistaにて不正シリアルにて登録した端末が1時間で勝手に落ちるのは、まだ良心的だし。許容範囲なんじゃないかな。
不正シリアル利用者のパソコンがいきなり破壊活動を喰らうのでもなく、実質的な損害(破壊的な活動との意味で)は無いのだし。
真偽のほどはわかりませんが、非難されるほどの「不正コピーへの過剰反応的破壊行為」とは思いづらいし、正当な警告の範疇なのではと。