改正道路交通法の施行はどうでもいい - 自殺よりドライバーを保護してくれ

議論のやり方として、ある問題に対して「それよりも何々が問題だ」と、関連しつつ無関係な話題を突きつけるのはズレていると自覚はしておりますが。
じっくり聞いて下さいな。


昨日、生まれて初めて検問なるものに遭遇し、免許証の提示を求められた。
自動車を運転する機会はそれほど多くないLucaさんは、何があったのかと驚き。
「どんな事件が?」と聞いたらば、道路交通法が改正されたからやっているだけだと、警察官は無表情に答えた。


20007年9月19日より、改正道路交通法が施行された。
改正道路交通法のあらましでも見てもらいたい。
主たる内容として、飲酒運転や飲酒運転幇助行為などの罰則強化、救護義務違反の罰則強化が柱である。

運転中の、ヒヤリ・ハット経験

鮮烈な経験ですが、自分はこれまでに3回も、人を轢き殺しそうになった。
スピードなんて出さないしトロトロ運転で、プチ渋滞メーカーであり。車間距離はかなり広めに開けるにも関わらずだ。


以前Lucaさんは、自殺しようとした高齢者をひきそうになった経験がある。ブレーキがギリギリ間に合って、事なきを得たんですが。
ネタや嘘ではない。
経緯を詳しく書きたいんだけど、思い出そうとする度に吐きそうになるんで御容赦下さい。
一応断りを入れておきますが、ご近所の方々の話では日頃から挙動不審で、自殺をほのめかすような行動を繰り返していたとの証言がありますので。Lucaさんが自身を正当化する目的で嘘をついているのではありません。


それでおととい。
国道の見通しが悪い長い坂道を登りきる頃に、嫌ーな予感がしまして。
ブレーキを踏んでかなりスピードを落としたらばですね。
車道のど真ん中 - センターラインの上を、乳母車を押したおばあちゃんが歩いていて。脇には幅2mの立派な歩道があるにも関わらず!
後続車も無かったのでほぼ人が走る程度の速度に落としてなかったらばと、ぞっとします。

交通弱者としての歩行者への疑問

一般には交通弱者とは、車両の運転者と比較する用語として歩行者などを指す。
本当かどうか知らないけど海外では車両と歩行者との事故では、ほぼ責任が五分五分とされる場合やまたは歩行者の方がむしろ悪いとされる場合もあるとか。
この場合の「悪い」とは、保険金を請求する際の都合とか、交通事故発生後の裁判での話ね。

歩行者が全面的に悪かったとしても、運転者は犯罪者扱いになる不条理

自殺未遂事件、つまりLucaさんの車をハッキリと認識した上で車道に飛び込んだ年寄りの事件直後、某用事にてお巡りさんらと話をする機会がありまして。この話の意見を求めたんですよ。
警察官曰く。
「ダメだろう」と。
自殺目的と証明されようがされまいが、前方不注意などの名目で運転者は無理矢理悪者とされ、交通刑務所に送られ収監されるだろうねと。


ちなみに歩行者が死亡した場合と生存していた場合の事故理由の調査に差異があるとの記事がどこかにあった。主たる目的としては、「ドライバーは死亡した歩行者を貶めるために嘘をついている」と誘導したかったのだろうか。
より正確に書けば、その中には「歩行者が全面的に悪い飛び込み自殺や不注意に基づく事故であったとしても、嘘をついている」事例も含まれているはずですよね。
どこかの団体では、「人を殺したドライバーが、自身の身を守るために嘘をついて、被害者をどうこう」とか書いてたような。どこだっけ?まぁいいけど。
(ゴメン、自分は人の生死って苦手なんで突っ込みは勘弁して下さい)

自殺志願者は、何故に車道に飛び込むのか

知人談ですが。
自賠責保険(強制保険)は「被害者」救済の目的が強いために、どっちが悪かろうが死亡したらば相応の金が手に入る。自殺したらば数千万円の金を遺族は手にできるので、とか。


。。。。。。よくわからないよ。
お金、なのかな。本当にお金か?
お金だとして、それでさ、、、、、、運転者はどうなっちゃうのと。


車両が歩行者をはねて殺傷してしまった場合、運転者の方が「より悪者扱い」されるのが日本。
歩行者が死んでしまったらばどんな事例でも、運転者は交通刑務所らしい。
(徘徊老人が中央分離帯の茂みからいきなり飛び出した事例で、運転者が数ヶ月の事例があったそうな)
ドライバーは仕事も失うし、社会的信用ももちろん失う。


車道への飛び込み自殺でドライバーの人生が終わっちゃうんですよね。
それで、さぁ。
飛び込み自殺を試みる方は、全く関わりの無い人間の人生を破滅に追いやるシーンを、考慮しているのかと

一応、断りを入れておきますよ

こういうブログエントリを掲載すると、傲慢なドライバーがどうたらと誤解されそうな気はしますよ。
でも、そうじゃないんですよ。


1件は本当に、その地域で有名な徘徊老人で自殺志願者でした、これは事実。
そして本当に、歩道に佇みLucaさんの車の前に飛び込みました、結局ブレーキが間に合ったけど。


そんな状況であっても、ブレーキが間に合わなかったらば。
Lucaさんは交通刑務所に送られ収監され。仕事を失い。人生が破滅するのです。

運転者を歩行者より守ってくれ - 道路交通法への要望

近年、ドライブレコーダーなる機器が販売されている。
事故の衝撃に反応し、直前直後の画像を記録する機器らしい。


えーっと・・・・・・ (TOTORO(トトロ)の自堕落 日記)には、当たり屋に遭遇したドライバーの紆余曲折が掲載されている。


じゃぁ、さ。
ドライブレコーダーを設置してさ。
本当に「歩行者が飛び込んだ、ドライバーの責任なんて問えない事故」だったとして、どうなるのと。
某所のお巡りさんによれば、「あー、ダメだろうなぁ。」との話でした。。。。。。。。


。。。。。。。。。もう怖くて、車なんて運転できませんよ。

2007年10月6日追記事項 - 暴走老人の弊害

週刊文集10月11日号の記事、「あなたの隣の「暴走老人」」43pにて、凄い記述がありました。

「交通量の多い道路を横切ってトラックに轢かれそうになったおばあさんを助けて、『危ないですよ。死んだらどうするんです!』と注意したら、『早く死にたいわ!』と逆切れ。轢いたトラックの運転手が迷惑だろ!」


自分には、何とも言えません。